矢田寺大門坊

矢田寺大門坊

大門坊と参道

大門坊(だいもんぼう)は、当寺の塔頭のひとつであり、 弘法大師が25歳の時に矢田山に登られ、不動明王を図写して、 国家安穏、万民豊楽の誓願をたてて留錫され、 「三大秘密教門院」と命名された寺院です。
境内には、当山の中興・行海満空上人の供養塔(享保元年)があります。
持仏堂である千佛堂は、昭和55年に建立され、 全国各地より奉納された一千体の地蔵尊を安置しており、 また、山門の東側に立つ矢田型地蔵石仏は、室町時代の秀作です。 静かな寺域には、庫裡、客殿が整っています。
また当坊は、古くより容真御流華道の家元として、 華道研究も盛んに行われています。


矢田聖天

矢田聖天

大門坊山門の左側に、聖天堂があります。 矢田聖天と呼ばれるこの聖天堂には、江戸時代中期の高僧、慈雲尊者(1718~1804)により、 宝暦年間に勧請されたと伝えられる大聖歓喜天(聖天さま)をはじめ、諸尊が安置されています。
旧建物は、江戸時代初期の儒学者、 熊沢蕃山が隠棲して著作活動を行ったと言われる法光寺の本堂を移築したものでしたが、 老朽化が著しく、昭和59年11月、現在の宝形造りに改築されました。
堂正面の額「歓喜天」の書は、慈雲尊者の筆です。
「聖天さま」は、やはりインドから伝来された善神で、仏法を擁護し、障難を除き、 衆生に利益を施されると言われています。
私たちが至心に祈るとき、私たちの持っているさまざまな願い事を、 その願いの如く成就させてくださるお力を持っておられます。
聖天さまの縁日の毎月1日と16日には、護摩法要を奉修し、皆さまからの祈願護摩札をご祈祷申し上げます。


茶室:一如庵

千佛堂の東側には、庭園文化研究所長 森 蘊先生の設計になる、大和平野を借景として雄大に取り入れた庭園と茶室「一如庵」があり、 広く一般の方々の修養の場として、またお茶会の席として利用されています。
書院風六畳の独立したこのお茶室は、千佛堂の東側に位置し、 露地、腰掛、及び待合い(六畳)が付属しています。
「水」は、本堂の裏山よりわき出る清水がひかれています。
茶室にかかる「一如」の木額は、京都紫野・大徳寺の立花大亀和尚の筆です。
当山のあじさいの咲く頃には、参拝のみなさまのご所望により茶席を開放し、 裏千家流、宗偏流のご奉仕により、一服のおうすを差し上げるのが恒例となっております。 (毎年6月10日頃より末日まで)


庭園

茶室からの景色

大門坊での行事

千体地蔵尊初まいり 1月1日~15日
節分星まつり祈祷 2月節分
千体地蔵まつり 11月23日

お経を手で写す

お経は「お坊さんが読むもので、聞くと功徳がある」だけではありません。 その経典の文字、一字一字をお写経すると、より大きな功徳があるといわれます。
お経を手で写す。2000年も前から大勢の人々によってお経の一文字、一文字が、 心をこめて浄書され、さまざまな願い…家内安全を、心願成就を、また先祖の冥福を祈られてきました。
今、私達も筆をとり、紙に経典の文字を丹念に写すとき、 日ごろ失われがちな本当の自分の心をとりもどす、よい機縁を得ることでしょう。


お写経はむずかしくありません

写経会の様子

大門坊では、定期的に「般若心経」を写経する会を開いています。
「般若心経」は、わずか278文字ながら、大般若経600巻の功徳があるといわれています。
はじめての方でも、40分~1時間ほどで書ける内容です。
必要な用具類もすべてご用意しており、用紙をお持ち帰りいただくことも可能です。
お気軽に体験できますので、ご家族さま、お友達とご一緒に、ぜひ一度「お写経会」にご参加下さい。


「お写経会」の開催日

毎月23日、午前9時~午後4時まで



▲pagetop